地方百貨店、今後のモデルと言われている松山三越様を伺いました

松山三越を訪問してきました。私自身出身が愛媛県ということもあり、幼き頃から松山三越を訪れていました。
最近は、松山にある伊予鉄髙島屋にややもすると押され気味であったように記憶しています。
今般、主題のようなタイトルで紹介されることで、なんとしても伺いたいと思い、お邪魔しました。
まず、偶然にも地方新聞に株式会社松山三越 社長の浅田徹様の記事も掲載されていて、まさにいいタイミングだと
思えました(10月29日)

いくつかのテーマに関して感想を述べさせていただきます
地域協業
私は、松山三越が隣接する大街道を歩いて驚きました。各商店に松山三越リニューアルの旗が掲げらています。
以下に地域の商店街が、このリニューアルを待ち望んだかではないでしょうか。正直感動さえも覚えました
様子は写真を参考にしてください

驚きの地下食品
地下を拝見していて、あるお店に出会えました。自家製のジュースの提供や洋菓子などの販売をされている
お店です。お話をくださった渡部さん もともと料理教室をされていた(いる)方とのこと、お誘いを受けて
ご出店されたそうです。またキャッチフレーズ GOOD THINGS by Sustainable Living 素敵です。いずれも
写真をご覧いただくとお分かりになると思います。松山三越に行かれた折には是非訪問ください
さて、店長とお話しをしていて正直驚きました
フロアのプロデュースは一企業(八百屋さん)が手がけていらっしゃる。次に、この店長
渡部様から出てくるお言葉に感動をしました。
・食品ロス防止
自家製のジュースを作る作業をされていたのですが、その素材は同じフロアにあるお店からのもの
*個人的には私の故郷 さいさい来て屋で有名になった手法かと似ているとは思いつつ、この連携を
どのようにされているのだろうかと驚きました
正直なところ、百貨店のコンセプトそして具現化 運用 これは一言では言えないくらい
大変なことです。それらが、スータートしたばかりとはいえ、循環している。なんだそんなこと
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは本当にすばらいいことです
・SDGsに関連して
持続可能なということをお話しいただきました。

百貨店業界様々なSDGsの取り組みをされていますが、ここまでちゃんと現実に
運用されているところは、少ないと思います。

次に商品のカテゴリに関してです。
観光客のためのお土産物 なかなか目新たらしい商品が多くあります
愛媛の頑張っている企業の出店 (ともに写真はないのですが)
最近は東京でも取り扱う店舗がありますが、もともと愛媛の東(東予地方)にある酒造
私の出身地今治の地ビールやパンなども期間限定とはいえ出店
などなど百貨店バイヤ本来の姿で出店をされたように、演出されています

今後
12月になりますと、上層階にホテルがオープンされます。ここに百貨店の方々がどのように関与されるか
現時点存じ上げません。しかしホスピタリティー視点で共通項が多いと思います。新たな試みであると
ともに、新たなモデル確立に踏み出されたと強く感じました

まとめ
百貨店は、経営状況が大変だ。地方百貨店においては・・・という言葉語られてからかなり経ています。
その間、さまざまな方向を出されて進まれている企業もあります。そしてこの度、松山三越様が
このように店舗改革に踏み出されたことは、大きな示唆を含んでいるように思います。人々の行動変容
なども考えながら、この変革がどのように実を結ぶか、本当に期待をしながら拝見したいと思います