昨年、D2C元年だという声が上がっていましたが、コロナ禍で少し、元年がずれたかなと思っていました。一方でECの売上アップの話題が多かったことも影響したかと思います。そんな時期を過ぎ、いよいよWithコロナが本格的にスタート前後で、いくつかのリアル店舗が、D2Cのあり方を実現しはじめたように思います。
そこで何回に分けて、事例的に投稿していきます
初回は、大丸東京店様です。
4階にD2Cブランドのショールーミングストア「明日見世(ASUMISE)」を開店された。今回加えて、社会を良くするめぐりと出会うをテーマにされている。19のブランドが、まず出品されました。
テーマは3ヶ月ごとに変わります。テーマに近しいものとしては、サスティナブルブランド「りん(WRINN)などが出展しています。写真の白衣の人形。倉庫に置かれたままのものだそうですが、これもまた、サスティナブルを提言しているのだそうです。
ターゲットはミレニアム世代。そして、リーシングもミレニアム世代の社員が担当されているとのことです
売り場の構成から、「人の力」「モノのストーリー」がわかりやすいです。商品に関しては価格と商品見本だけしかありません。そこで登場されるのがアンバサダーと呼ばれる、接客の担当者です。実際にご担当くださった方は、とても商品のことをよくご存知で、質問にも的確に答えてくださり、百貨店の接客レベルが、いささかという中で、
とても素晴らしい接客をしてくださいました。リアル店舗 その中でも百貨店という特徴を出している一面を見させていただきました。また、商品価格帯もすごく高いわけではなく、ちょっと買ってみようかと思わせてくださるものが多かったです。
さて、全く在庫がないことが、どのように影響するか。賛否両論あるかもしれませんが。今後の指針になると思います。単にD2Cだから在庫はないのが普通でしょうと終わらせるのではなく、顧客視点で考えた時にどのようにオペレーションをしていくか。当初からは難しいとは思いますが、0か100かのような回答ではないように思うのものも事実です。D2Cとは?D2Cにおけるリアル店舗の位置付け。かつでb8ta開店の時にも書かせていただきましたが、
D2Cでも、店在庫があればわずかながらでも販売するという形式は、満足感を覚える顧客も少なからずいらっしゃるのではないか。D2C 日本型D2Cにおいては、実店舗との連携、店舗オペレーション、店在庫、接客など、いくつかの要素を組み合わせていくのが必要なのではないだろうか。人に寄り添うとは、ということを思い起こしながら
売り場を後にしました。
当日説明をくださったアンバサダーの方に感謝申し上げます。