2022年1月2日都内

1月2日都内数店舗の初売りの様子を取材してきました
以下に記述します なお各企業様名は敬称略とさせていただきます

京王百貨店
混雑度合い
特定の売り場
一階 婦人用品
五階 タイガース売り場(集中的に混雑した)
などは混んでます。
特に一階は精算列でかなり混んでいます。
新年のイベント
若干の福袋を別にすれば特別なイベントは体験型のみ
写真に出ているようなものでした。
全体には静かなながらお客さまが通常の日曜日程度に入っていらっしゃるように感じました

体験型の応募      阪神ブース

新宿髙島屋

日常とあまり変わらない感があります。少し低調かなと思います
高島屋他の店舗でも販売のローズちゃん

 

伊勢丹新宿

晴れの日を楽しみたい方々が来られているという意味では、新宿三丁目界隈の混み具合は、かつてに 近づいていたかもしれません。店内は、かなり混んではいますが、目的買いになっているのではないかと思われます。ショッパーは1つの方が7から8割でした。以前の光景ではないよいうことです。エスカレータの様子はそれなりに混んでいます。レストランも有名な場所は写真のように開店早々列ができています。ブランド店舗でも入店制限しているところもあります。しかしながら、客単価はいかがだったのでしょうか。
エスカレーターの様子 あるレストランの待ち行列

 

 

番外編

新宿三丁目の人通りは、丸井がお休みでもと思います。アップルストア 丸井が休みの中長蛇の列ができていました。これは何を意味するのか興味深く、理解していきたいです。
見づらいかも知れませんが
向かいの建物が丸井新宿本館です

以下の立て看板は、よく見ますね。これに云々する人もいなくなったのでしょう。さて、この看板によって
何が起きているのでしょうか。確かに初売りの混雑や警備、お客さまの怪我の心配などからは回避できたのでしょう。しかしそれによって失ったものを取り替え位sているのでしょうか。リアル店舗ならではということをどこかに置いてしまったのではないでしょうか。この百貨店だけではなくリアル店舗に散見される内容でしょう。手間を惜しむなかれと上から目線で物申すわけではないですが。効率という名のもとではあるでしょうが。効率は目的ではないのです。効率はサブテーマではないでしょうか。何を実現するか、その時に効率よく実現ではないかと思います。福袋は1例として、少し考えないといけないように感じています。安心安全という言葉が飛んできそうですが。福袋に代わる来店促進策が残念ながら見出せていないように感じます。一部の店舗では店頭での福袋が復活もしてはいます。アナログとかデジタルとかの区分けでなく、リアル店舗で行うべきことは何か。その時にデジタルとアナログ双方が必要なのではないでしょうか

日本橋高島屋

静かな立ち上がりです。

特別な混雑も感じないです。人出も少なく感じました。一階入り口ではグランピングを楽しみようなテントの販売。
隣では1.7億 3億の住宅販売会。夢を見るはいいのですが、次に来るものは、と思ってしまいます。
せめてテントの方は、もう少し体験型にできないものでしょうか。キャンプをされない方も一歩足を止める内容にならないかな。
SC入口         本館入口

日本橋三越

正月初売でどのようになっているか興味を持って伺いました。客数は、通常の日曜日のように感じます
一方丁度、和太鼓の演奏があるとうかがい並んで最前列で聞きました。演奏内容は、掲載できませんが
大いに感動をいたしました。2階3階4階の通路で身を乗りださんばかりに乗り出してきかれているお客様
その中には、幼子や若い方もいらっしゃる。事実私の足元に後ろにいた幼稚園くらいの女の子を前に座らせ
てあげました。ちょっと横道ですが かつて芥川賞受賞ん庄司薫さんの”赤ずきんちゃん気をつけて”ではない
ですがコートを着た女の子がいて、お父様に話して前に。和太鼓にずっと感動していたよう。
和太鼓で百貨店がどうなるものではないと思うが、その姿を見ながら、百貨店はなんなのかを再度考えさ
せられた。多くの先人達は、百貨店をどのようにプレゼンテーションしたのか。そして今、古い小売業の典型の
ように扱われている感がある百貨店。私は、ほんの30分身を置いた中央ステージ、そこにいる幼子、若者の表情
を見ながら、じんと来るものがあった。今改めて 百貨店とは何?と         

京王調布トリエ
昨年インスタグラムやエレベータ前、柱巻きのポスターなどの写真に一貫性を保ち、お客様とのチャネルづくり
を変化させてきているSCです。沿線のことにも触れるなど、1つの形を作り出しています。今回お邪魔して
少々悩ましく思いました。柱巻きのポスターを見ている人も以前ほどいらrっしゃらない。店内は正月初売りの
感じは出ていないように感じます。人力車の乗車に関しては運用にお客様が井絢な顔をしてさられている姿は
見たくなかったです。あえて厳しい表現をしますが、顧客よのチャネルはインスタグラムもそうかもしれない。
でも実店舗、店頭の方々がとても大切であるのです。各テナントと話をして、しっかりその辺りを同じベクトルに
向けることが急務であると感じました。

横浜高島屋
先日テレビで放映されたスイーツとパンを中心に見ました。確かに面白い商品が並んでいます。お客さまは少し想定より少ないのかなとも思いますが。新たな試みですね。ただし厳しい目を向けると
・東京駅グランスタ化
・既存菓子売り場などとのコラボをいかに
などの声も聞こえます。
しかし一歩踏み出したことを大いに賞賛するのが適切ではないでしょうか。避難することはいつでもできるので。
地元のベーカリーとのコラボレーションを含め、百貨店らしい改革となっているように思います
その後、どのように変化させるかを楽しみしたいです 1つ話したいのはパンのセルフレジ。ポイントカード持参の方は有人レジへ。これはデジタルへの媚びであって、お客さま視点ではないと思ってしまいました。考えはいろいろですから、よくないとは申しませんが、いかがでしょうか
スイーツ       パン 職人写真      パン セルフレジ


総括

小売業の初売りの様子を、上記お邪魔した店舗だけで判断してはいけないとまずお断りをしておきます。
また、写真も店頭でお断りして撮影したものの、他への転用は行わないでください

さて、いくつかの報道では、売上が良かった等のようです。それは喜ぶべきでしょう。しかし商いと見た場合は
洒落で、商いは飽きない となっているでしょうか。セールと初売りが重なった中で、賑わい はいかがだった
でしょうか。時間帯ごとの様子はいかがだったでしょうか。インバウンドで一息ついた日本の小売業。その直後
コロナ禍で大変な思いをされたわけです。そこから脱するのにリベンジ消費だけに頼る、頼れるわけもなくです
ちょっとだけご褒美のリベンジ消費 しかしのその後に来るものは。小売業にとっては、待ったなしの2022年
4日目です

*文中に失礼な表現があるかもしれません。ご容赦ください